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Diary
現場日記

試験盛土をしています

品質の良い盛土工事をするために試験盛土を実施します。
盛土工事は、土が均質に締め固められていること、雨などによる浸透水に対して安定であることが重要です。
現場で使用する代表的な土を用いて試験ヤードを作成し、盛土材を敷き均したら転圧を行います。
タイヤローラーが1往復するごとにヤードの沈下量を測定し、沈下が収束する転圧回数を確認します。
あんなにサラサラだった砂があっという間にペチャンコになりました。
あと何回転圧すれば沈下が収まるかな・・・


また、一定の転圧回数の間隔で現場密度試験を行います。
転圧した土を掘り起こし、砂置換法という方法で土の密度を測定し、締固めが適切に行われているか否かを測定します。
砂置換法とはどうやって土の密度を測定しているのか…はちょっと説明が長くなるので割愛しますが、
ここで得られた土の密度は、室内試験の結果と比較して合否が判断されます。はたして結果は・・・。
見事合格です!順調に作業は進んでいます。


 







青空の下、材料検収

今日はとてもいい天気です。暖かくなってきましたので青空の下での材料検収は気持ちがいいです。
大きい材料が並んでますね。
集水桝は現場で作ったものです。サイズはちゃんと合ってるかな・・・?
黒くて長い管はコルゲート管。ポリエチレン製なので軽量でしかも耐衝撃性にすぐれているんです。
波状構造により曲げ施工が可能なので、現場の状況に合わせた配管が可能です。
最後はヒューム管。鉄筋コンクリートで出来ているので強度は抜群です。
これってもしかして、ドラ●もんに出てくるいつも公園に置いてあるやつじゃないですか?

集水桝

コルゲート管

ヒューム管


 







コンクリート殻の再生

現場で発生したコンクリート殻を産業廃棄物の中間処理施設に運びます。
コンクリート殻はここで粉砕し、金属を取り除き、粒度を調整したら再生骨材や再生砕石に生まれ変わります。
こうしてコンクリート殻はまたどこかの工事現場で活躍できるんですね。
さて、私たちもコンクリート殻をトラックに積み込んでいざ出発!
えっ?もっといっぱい積めるじゃない、ですって?
ダメなんですよ、ちゃんと最大積載量を守らないと。



 







浸透型側溝の設置

今回設置する側溝は、雨水を流すのではなく、地下に浸透させる側溝です。
では、どのようにして雨水を浸透させるか、設置状況を見てみましょう。
まずは掘削後、砂を敷き均して転圧したら透水シートを布設します。


透水シートの上に単粒度砕石4号を投入して転圧したら側溝を砕石層の上に据え付けます。
砕石と透水シートにより側溝底及び側壁部から自然な形で雨水を浸透させます。
ここ最近、ゲリラ豪雨等によって河川が増水する浸水被害が増えてますよね。
地下に雨水を浸透させることによって河川への排水量を減らし、こうした水害を防いでくれます。


 







植生マット設置完了

数日前より手掛けていた植生マットの設置が完了しました!
植生マットとは、法面の保護と緑化を目的とした土木資材です。
ネットに肥料袋・不織布・種子シートを装着しており、掘削した法面に貼り付け草木類を育成、緑化することにより斜面を安定させます。
転落防止のためロープを装着し、できるだけマットを法面に密着させるためにアンカーピンでマットを固定しています。
やがてこの法面一面に植物が生い茂るでしょう...楽しみです!


 







グレーチング蓋

以前より取り掛かっていた側溝と集水桝の据付が着々と完成しています。
側溝の据付後、掘削した箇所を埋戻して転圧し締固めます。
今度はいよいよグレーチング蓋の登場です。
グレーチング蓋は、街中や道路などでよく見かける鉄格子の蓋です。
コンクリート蓋より軽くて排水性がいいのでよく使われるんです。
軽いとはいえ落として怪我などしないようふたりで慎重に蓋を取り付けます。
側溝にも一部グレーチング蓋を設置しています。


 







バックホウ

建設業界では環境に配慮した建設機械の使用が勧められています。
私たちの強い味方、0.8m3バックホウもそのひとつです。
今日はその0.8m3バックホウを紹介します。
国土交通省が定める騒音測定値の基準値をはるかに下回る超低騒音型なのです。
笑顔でウィンクしてるシール。かわいいですね。
また、燃費基準を100%達成しているので星3ついただきました!
排出ガスも2014年基準にも適合しています。完璧ですね。
このように環境への影響を考慮している建設機械はNETIS(国土交通省新技術情報提供システム)に登録されています。
NETISとは、国土交通省が運用する新技術活用のためのデータベースです。
NETIS技術を活用すれば、より効果的で環境にもやさしい施工が期待できます。

 







遠隔臨場

遠隔臨場とは、ウェアラブルカメラやネットワークカメラを活用し、現場に行かなくても離れた場所から「材料確認」「段階確認」「立会」を遠隔で行うことです。
リモートワークの建設現場版みたいな感じでかっこいいですよね!
離れた場所にいる監督員に専用端末を使ってプレキャストU型側溝の材料確認をしてもらってます。
この現場では多く遠隔臨場を導入しています。
遠隔臨場は移動時間やコストの削減、人手不足の解消、感染症対策、安全性の向上などさまざまなメリットがあるので、今後はいろいろな建設現場での普及が期待できますね。

 







品質管理試験

コンクリートの品質管理試験が行われました。
左端1枚目の写真はコンクリートに含まれる塩化物イオンの濃度と温度を測定しています。
塩化物イオン濃度が高いと鉄筋が錆びやすくなってしまいます。
真ん中の写真は空気測定用の容器にコンクリートを詰めてエアメーターで空気量を測定しています。
空気量が多いと圧縮強度が下がります。
右端3枚目の、泥で山を作って遊んでいるように見える写真はスランプ検査といってコンクリートの流動性を測定しています。
スランプコーンという入れ物にコンクリートを入れて鉛直上にスランプコーンを抜き取り、コンクリートが下がった距離がスランプ値です。
スランプ値は小さすぎても大きすぎてもいけません。
いずれの試験も適正な値でした。合格です!

 







AED設置

公共施設や交通機関、商業施設などさまざまな場所に設置されているAED(自動体外式細動器)。
もちろんこの工事現場にも設置されています。
電源を入れると音声ガイダンスで指示してくれるので初めてでも簡単に使えるそうですが・・・。
もしもの緊急時に慌てず騒がず、冷静かつ迅速に使うためには周囲の人達との協力が必要です。
AEDを目にするたびに、これを使うことがないよう改めて安全第一で作業しようと思います。

 







集水桝の出番です!

側溝の水を集めて排水するのが集水桝。
集水桝は側溝の水のオーバーフローを防ぐ役割をするとても重要な構造物です。
こちらはU型側溝と違って大型で設置するだけでも油断できません。
重機で吊り上げ慎重に降ろします。
落としたら怪我ではすみなせん。お互いに安全確認は十分に行いながら作業に取り掛かっています。

 







側溝を並べていきます、延々と、、、

いよいよU型側溝を布設します。
布設箇所を掘削後、基礎材などを敷設し、U型側溝を布設・連結していきます。
U型側溝はあらかじめ工場で作られた製品ですので、現場打ちと比較すると型枠の組立や解体の必要がなく、ゴミの削減や工期の短縮に繋がります。
とはいえ、この大量のU型側溝…正直気が遠くなってしまします。
ですが、側溝は雨水やゴミ・土などを排水する大事なもの。
普段は目立たないけれど、私たちの生活に欠かせない存在なのです。
ひとつひとつ丁寧にしっかりと布設しなければいけません。

 







ボーリング調査

地下の土壌や岩盤などの地質状況を調査するために、地中に穴を掘りサンプルを採取することをボーリング調査といいます。
玉を転がしてピンを倒すスポーツではありません。
ボーリングマシンで地面に円筒状の穴をあけ、土壌や岩盤などからサンプルを採取しています。
このケースに入ってる細長い棒が採取したサンプルです。
このサンプルを分析して地盤の強度・密度・含水率などを把握し地盤改良工事が行われるので、最も重要な工程のひとつなんです。

 







新規入場者教育

この現場に初めて入る協力会社の作業員や関係者に対して、工事の概要や安全作業に必要な事項、現場独自のルール等を教育しています。
これらの知識や情報を共有することにより事故のリスクが低減されるのです。
また、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止対策として、非接触体温計による体温管理が行われています。
作業に入る前は必ず体温を測るよう周知徹底されています。
体調が悪いと安全に作業ができないし、他の人にうつしてしまったら工事が止まってしまいますからね。

 







まずは工事看板の設置から!

いよいよ工事がスタートします。
その前にまずは工事看板を設置します。
通行人や近隣住民の方々に工事の概要をお伝えします。
どんな工事をいつまで行うのか、分かったほうが安心ですよね!
現場は週休2日です。家族や趣味、休養のために時間が確保できるので仕事もはかどりそうです!


本工事を始める前にやらなければならないのがまだあります。土質試験です。
土壌の特性を正確に把握することで適切な材料や施工方法を選定するのに役立ちます。
大きなクレーンで試料となる土を採取します。