モルタル吹付工とは、法面表層の崩壊や浸食を防ぐために法面にモルタルを吹き付ける工法です。
その前に、モルタルが剥がれ落ちるのを防ぐラス金網と呼ばれるひし形の金網を張ります。
また、地山からの湧水を排出するため水抜きパイプを一定の割合で設置します。
いよいよモルタルを吹き付けます。
吹付機に投入したモルタルをコンプレッサーの圧縮空気で吹き付けていきます。
モルタルの吹付厚を5cmにするのが結構難しいので熟練の技術が必要になります。
完成した写真がこちら(下の写真2枚目)。綺麗でしょう?
モルタル吹付工は美観と保護の二つの要素を兼ね備えてます。
植生マットの施工が完了したので出来形測定をしています。
1枚目の写真は赤と青のドット柄の植生マットですか?ずいぶん派手ですね...。
いいえ、実はこれ、アンカーピンと大頭釘にマーキングをしているんです。
アンカーピンと大頭釘はマットを法面に密着固定する大事な役割を担っています。
10m2あたりのそれぞれの本数が決まっているので、数えやすいようスプレーでマーキングして撮影します。
赤がアンカーピン、青が大頭釘です。
中央と右の写真は植生マットの重ね幅を測っています。
マットの重ね幅が決められた長さの範囲に収まっているかを確認しています。
確認事項はいろいろありますが、発芽したらやり直しはできませんので根気よく慎重に...。
下層路盤は、その名の通り、路盤の下に位置する部分で道路の基礎となる部分です。
ここがしっかりしてないと、上に敷くアスファルトが長持ちしません。
クラッシャーランという砕石を路床の上に敷き均してしっかりと転圧しています。
敷き均すのは現場の強い味方、ICTバックホウ。
オペレーターの操作支援や自動制御を行うので、熟練のオペレーターでなくても施工の精度が向上しました。
敷均しの次は、ロードローラーで押し固めていきます。
大きな鉄製の車輪は全て平らにしていきます。
地盤の支持力を測定するための試験を平板載荷試験といいます。
これ、なんて読むかわかりますか?「へいばんさいかしけん」と読みます。
その名のとおり円型の平板を地表に置き、その平板に段階的に鉛直荷重を加えて地盤の沈下量を計測し支持力特性を調べます。
平板は水平に、地盤面に密着するように設置します。
ジャッキや荷重計などの載荷装置を組み立てたらいよいよ試験開始です。
バックホウを利用して平板に対して段階的に荷重をかけていきます。
平板載荷試験は地盤に直接負荷をかけるので信頼性の高い試験です。
また、他の地盤調査方法よりも騒音・振動が少なく、比較的短時間で測定できるというメリットもあります。
試験は無事完了。計測値に問題はありませんでした。
法面の保護の為に植生マットを設置しています。
植生マットには種子や肥料が組み込んであり、マットから草を生やして斜面が崩れないよう安定させることができます。
植物の力ってすごいですね!
斜面を人力で作業するため、必ず転落防止の親綱・安全帯を装着して作業します。
平滑に仕上げた法面にマットが密着するようアンカーピン、釘等で固定させます。
気温や降水量にもよりますが、1カ月もすれば青々とした法面になることでしょう。
工期の変更にともない、工事看板の工事期間を変更致しました。
工事期間中は近隣の皆さまにご迷惑をお掛け致しますが、安全に配慮して工事を進めてまいりますので、
ご理解とご協力をお願いいたします。
下の写真はドローンを使って掘削の出来形計測を行っている写真です。
ドローンが上空から撮影した画像をもとに専用ソフトを使って三次元点群モデルを作成することができます。
従来の測量にくらべると時間や手間が大幅に短縮できますね。
今日は最高のドローン飛行日和です。
大空高く飛ぶドローンはなんだかとても気持ちよさそうに見えました。
ひと昔前の建設業では、女性用のトイレが設置されておらず、男女共用のものしかない現場がほとんどでした。
そうした環境が、建設業に女性が少ない要因のひとつとなっているのではないでしょうか。
こちらの現場では、男女ともに快適に使用できる快適トイレを設置しています。
男女のトイレが明確に区別できるよう、おおきなのぼりを立てています。これは間違えようがないでしょう。
中に入ってみると男女ともに広くて清潔感があります。
木目調の壁紙が安心感を与えてくれますね。
壁には便座除菌クリーナーと流水音発生器が、女性のトイレにはサニタリーボックスを設置するなど、女性への配慮がうかがえます。
また、洗面台には鏡を設置しており、化粧直しをしたり身だしなみを整えることができます。
まるでお店のトイレみたいですね。
このように、誰もが快適に利用できる環境が整っているので、女性でも安心して働くことができます。
もうすぐ待ちに待った夏期休暇です!
弊社も里帰りや旅行に行く人、趣味に没頭する人、ゆっくりと休養を取る人、さまざまです。
ただ、長期の間現場が無人になると通行人等が誤って現場に立ち入り怪我をしてしまう可能性があります。
そのような事故を防止する為に標識を設置し、工事中であることを知らせて工事現場に立ち入らないようにします。
また、残念なことに、無人の現場に侵入して近年高騰している建築資材や電動工具などを盗み転売するといった犯罪が大きな問題となっています。
盗難対策としては、柵などを設置して工事現場に侵入させないようにしたり、防犯カメラを設置するなどしています。
よし、これで安心して休暇を楽しむことができます!
左1枚目の写真に写ってる、細い鉄の棒が真ん中についてる3つの黒い板は沈下板といいます。
沈下板というのは、その名のとおり、地盤がどれだけ沈下するかを測定するための板です。
盛土の際、事前に現地盤の上に沈下板を設置して土を盛り、真ん中の細い鉄の棒(ロッド)は土の上まで伸ばします。
土の重みで元の地盤が押し下げられて、ロッドの頭が下がります。
この下がりをレベル測量すれば、盛土後にどれだけ地盤が沈下したかがわかるというものです。
真ん中の写真の塩ビパイプは、ロッドに被せて使用します。
ロッドが周囲の盛土の影響で変形するのを防ぐためです。
通常、給水や排水管として使用されれる塩ビパイプは、ロッドの保護パイプとなるのです。
沈下板の設置が完了しました。
またまた盛土の敷均しと転圧状況です。
ICT施工で盛土が均一できれいに仕上がることは以前ご紹介したとおりです。
先日の転圧試験で締固めの回数が決まりました。
それらのデータをもとに施工を実施します。
今回は1層目から7層目までの施工状況を一気にお見せします。
盛土をして敷均し転圧する作業を7回繰り返しています。
赤と白のスケールをみると1から7の数値が示すところまでまでだんだんと土が高くなっているのが分かりますでしょうか。
スケールが沈んでいるのではありませんよ。
さすがはICT建機。綺麗に平になっております。
盛土の敷均しは11層まで続きます。
梅雨明けして毎日暑い日が続いています。皆様体調はいかがでしょうか。
現場の作業員達は暑さに負けず、とても元気に働いています!
下の写真は私たちの強い味方ブルドーザーです。
インテリジェントマシンコントロール、すなわち、自動運転技術を搭載したICT建機のブルドーザーです。
少し前の日記で試験盛土の様子を取り上げましたが、その時はタイヤローラーで試験を実施していましたね。
今回はこちらのブルドーザーを使って試験を実施します。
タイヤローラーの時と同様、試験ヤードを用意して土を盛りブルドーザーで転圧します。
一定の転圧回数の間隔で転圧した土を採取し現場密粒度試験が行われます。
現場密粒度試験で締固めの計測を行い、十分に締め固められる転圧回数が決定します。
ICT建機の特徴を最大限に発揮するためにも、とても重要な試験です。
夏は海やプールに花火大会など楽しいことがいっぱいですが、一日中外で作業する私たちにとっては踏ん張りどころの季節です。
特に交通誘導員さんは、炎天下ずっと立ちっぱなしになりますので熱中症になる心配があります。
そんな交通誘導員さんの為に当現場では、遮光ネット付き日よけパラソルを用意しています。
上からの日光はパラソルで、横からの日光は遮光ネットでブロックします。
また、2枚目の写真になりますが、熱中症対策で現場休憩所を設置しました。エアコンを設置していますので快適な状態で休憩できます。
現場休憩所の外には熱中症の予防を促すイラストが掛けてあります。
「熱中症にかかりやすい人のチェック項目」に当てはまるようなら無理せず休んだほうがいいですね。
「熱中症の症状と救急措置」はよく読んでいざという時に素早く対応できるようにしたいです。
6月の後半あたりからようやく梅雨入りし、今日は梅雨の中休み。
晴れてはいるが蒸し暑くてまるでサウナにいるようです。(整いませんが...)
体調管理に努めなくてはなりませんね。
以前からこの記事でお伝えしておりますICTを活用した盛土の敷均しと転圧はついに10層目となりました。
ICT施工ですので重機のオペレータの技術に左右されることなく均一に美しく仕上げることができます。
また、ICT施工だと丁張や測量などの作業員が不要なので、見ての通り誰もいません。
接触事故の危険が大幅に減少しました。安全ですね。
この調子で12層目まで頑張っていきたいと思います!
鉾田市の内陸部はほとんど平坦で気候が温暖なため農業が盛んです。
緑の木々が生い茂り自然豊かないいところです。私も大好きです!
このような場所ですから工事の際はどうしても伐開除根作業が必要となります。
木を伐採したあとには根っこが残りますよね。その根っこを除去することを除根といいます。
除根した根っこは産業廃棄物として処分しなくてはなりません。
根っこをトラックに積み込んで向かう先は産業廃棄物の中間処理施設。
ここでは木材破砕機で木くずを破砕しチップ化します。
このようにしてできた木材チップは紙の原料になったり燃料や堆肥として有効活用されます。
限りある資源を無駄にしないよう取り組んでいます!
いちばん左1枚目の斜面で作業している写真、なにをしているかわかりますか?
これはバックホウで段切りをしているところです。
段切りとは、急な勾配の地盤上に盛土を行う際に新しい土が地すべりなどを起こさないよう階段状に土を削ることです。
斜面が崩れないよう丁寧に作業しなければなりません。
ここは作業員の腕の見せ所です!上の段から少しずつ土を削っていきます。
1段あたりの高さを510mm、幅を900mmになるよう6段作りました。
とても綺麗に仕上がりました。さずがプロの技!
今週も無事故で作業ができました。
暑い日が続いてますので熱中症にも気を付けて作業しなくてはなりませんね。
またまた浸透型側溝を設置しています。
浸透型側溝といえば重要な鍵になるのが透水シート!
側溝の下に隠れています。
工事に携わっていない人々にとってはその存在すら知られていませんが、実はとても大きな役割を担っているんです。
透水シートは砂基礎と単粒度砕石の間に設置します。
そうすることにより、土砂の粒子が砕石層に流入して目詰まりするのを防ぎます。
また、引張強度が大きいので上層からの荷重を分散し地盤沈下の抑制になります。
まさに縁の下の力持ちですね!
もうすぐ梅雨がやってきます。梅雨が終わっても集中豪雨や台風もやってきます。
側溝がすみやかに排水ができるよう頑張って設置してます!
今日は天気が良いですが、日差しも思ったより少なく過ごしやすい陽気で作業が順調に進みそうです。
ずっとこんな天気だったらいいのにな・・・。
建設現場にICTが取り入れられるようになった昨今、我が社もICTを活用して盛土の敷均しと転圧を行っています。
振動ローラに加速度計とGPSが設置されており、施工位置、盛土の密度や飽和度などの品質情報を瞬時にデータ化します。
オペレータは、そのデータを操縦席に設置されているモニタで確認しながら施工できるので、確実な転圧を効率よく行うことができます。
盛土は1回で締め固める層の厚さが決まっています。そのため何層かに分けて決められた高さになるまで締め固めていきます。
一目で層の厚さが確認できるように、工事現場でおなじみの赤と白のスケールで測ります。
今週は5層目~6層目まで施工しました。
盛土の施工はまだ続きます!
今日は朝からさわやかな五月晴れです。
現場の朝はいつもラジオ体操から始まります。
全身の筋肉を動かして緊張をほぐすことで怪我を予防できるので、皆さん大きく腕を振り回しています。
ラジオ体操が終わったらKYKを実施します。
KYKとは、危険予知活動(K=危険、Y=予知、K=活動)のことをいいます。
現場で作業を始める前に、作業に伴う危険因子を洗い出して改善策や対策を皆で共有する活動です。
KYKを実施することでヒューマンエラーによる事故を防止することができます。
安全対策に関してはさまざまな取り組みをしています。
毎月実施している安全協議会もそのうちのひとつです。
安全協議会では、各職種の責任者が出席し安全上の注意事項や各職種間の作業調整、
作業員への周知徹底事項などなまざまな安全に関することを話し合います。
私たちの安全のためにこんなに真剣に話し合ってくれてありがとうございます!
この現場には2箇所に流末が設けられています。
流末とは、汚水や雨水が流れていく先のことです。
砕石を4層に分けて転圧し、吸出し防止材を敷いたらふとんかごを設置します。
ふとんかごには割栗石を隙間なく詰めていきます。
網から石がはみ出ないよう150~200mmという大きさの割栗石を手作業で丁寧に詰めます。
ふとんかごは排水性が高く透過性に優れているうえ施工に特別な重機を必要としないので古くから用いられてきました。
ふとんかごって「角形蛇かご」のことなんですって。これのどこがふとん?
諸説ありますが、昔の人がふとんを収納するかごに似てたからとか。
じゃあ「蛇かご」って蛇に似てたんですかね?
土木用語ってなにげなく使ってるけどよく考えるとおもしろいですね。
今度由来を調べてみようと思います。
今日はあいにく雨。
そんな中、監督員さんの立会いでICT建機の精度確認が行われました。
ICT建機を使用して施工する場合は、工種や建機に応じた精度確認を行う必要があります。
TS等で検測した座標とICT建機により検測された3次元座標の差分が要求精度内かどうかを確認するためです。
建機の位置情報などは車内のモニタですぐ確認できます。世の中便利になったものです・・・。
ICT建機とはいえ精度の誤差は多少あります。その誤差を把握しておくとより質の良い施工ができるのではないでしょうか。
それにしても雨がなかなか止んでくれません。
GW後半は良い天気に恵まれますように!
品質の良い盛土工事をするために試験盛土を実施します。
盛土工事は、土が均質に締め固められていること、雨などによる浸透水に対して安定であることが重要です。
現場で使用する代表的な土を用いて試験ヤードを作成し、盛土材を敷き均したら転圧を行います。
タイヤローラーが1往復するごとにヤードの沈下量を測定し、沈下が収束する転圧回数を確認します。
あんなにサラサラだった砂があっという間にペチャンコになりました。
あと何回転圧すれば沈下が収まるかな・・・
また、一定の転圧回数の間隔で現場密度試験を行います。
転圧した土を掘り起こし、砂置換法という方法で土の密度を測定し、締固めが適切に行われているか否かを測定します。
砂置換法とはどうやって土の密度を測定しているのか…はちょっと説明が長くなるので割愛しますが、
ここで得られた土の密度は、室内試験の結果と比較して合否が判断されます。はたして結果は・・・。
見事合格です!順調に作業は進んでいます。
今日はとてもいい天気です。暖かくなってきましたので青空の下での材料検収は気持ちがいいです。
大きい材料が並んでますね。
集水桝は現場で作ったものです。サイズはちゃんと合ってるかな・・・?
黒くて長い管はコルゲート管。ポリエチレン製なので軽量でしかも耐衝撃性にすぐれているんです。
波状構造により曲げ施工が可能なので、現場の状況に合わせた配管が可能です。
最後はヒューム管。鉄筋コンクリートで出来ているので強度は抜群です。
これってもしかして、ドラ●もんに出てくるいつも公園に置いてあるやつじゃないですか?
現場で発生したコンクリート殻を産業廃棄物の中間処理施設に運びます。
コンクリート殻はここで粉砕し、金属を取り除き、粒度を調整したら再生骨材や再生砕石に生まれ変わります。
こうしてコンクリート殻はまたどこかの工事現場で活躍できるんですね。
さて、私たちもコンクリート殻をトラックに積み込んでいざ出発!
えっ?もっといっぱい積めるじゃない、ですって?
ダメなんですよ、ちゃんと最大積載量を守らないと。
今回設置する側溝は、雨水を流すのではなく、地下に浸透させる側溝です。
では、どのようにして雨水を浸透させるか、設置状況を見てみましょう。
まずは掘削後、砂を敷き均して転圧したら透水シートを布設します。
透水シートの上に単粒度砕石4号を投入して転圧したら側溝を砕石層の上に据え付けます。
砕石と透水シートにより側溝底及び側壁部から自然な形で雨水を浸透させます。
ここ最近、ゲリラ豪雨等によって河川が増水する浸水被害が増えてますよね。
地下に雨水を浸透させることによって河川への排水量を減らし、こうした水害を防いでくれます。
数日前より手掛けていた植生マットの設置が完了しました!
植生マットとは、法面の保護と緑化を目的とした土木資材です。
ネットに肥料袋・不織布・種子シートを装着しており、掘削した法面に貼り付け草木類を育成、緑化することにより斜面を安定させます。
転落防止のためロープを装着し、できるだけマットを法面に密着させるためにアンカーピンでマットを固定しています。
やがてこの法面一面に植物が生い茂るでしょう...楽しみです!
以前より取り掛かっていた側溝と集水桝の据付が着々と完成しています。
側溝の据付後、掘削した箇所を埋戻して転圧し締固めます。
今度はいよいよグレーチング蓋の登場です。
グレーチング蓋は、街中や道路などでよく見かける鉄格子の蓋です。
コンクリート蓋より軽くて排水性がいいのでよく使われるんです。
軽いとはいえ落として怪我などしないようふたりで慎重に蓋を取り付けます。
側溝にも一部グレーチング蓋を設置しています。
建設業界では環境に配慮した建設機械の使用が勧められています。
私たちの強い味方、0.8m3バックホウもそのひとつです。
今日はその0.8m3バックホウを紹介します。
国土交通省が定める騒音測定値の基準値をはるかに下回る超低騒音型なのです。
笑顔でウィンクしてるシール。かわいいですね。
また、燃費基準を100%達成しているので星3ついただきました!
排出ガスも2014年基準にも適合しています。完璧ですね。
このように環境への影響を考慮している建設機械はNETIS(国土交通省新技術情報提供システム)に登録されています。
NETISとは、国土交通省が運用する新技術活用のためのデータベースです。
NETIS技術を活用すれば、より効果的で環境にもやさしい施工が期待できます。
遠隔臨場とは、ウェアラブルカメラやネットワークカメラを活用し、現場に行かなくても離れた場所から「材料確認」「段階確認」「立会」を遠隔で行うことです。
リモートワークの建設現場版みたいな感じでかっこいいですよね!
離れた場所にいる監督員に専用端末を使ってプレキャストU型側溝の材料確認をしてもらってます。
この現場では多く遠隔臨場を導入しています。
遠隔臨場は移動時間やコストの削減、人手不足の解消、感染症対策、安全性の向上などさまざまなメリットがあるので、今後はいろいろな建設現場での普及が期待できますね。
コンクリートの品質管理試験が行われました。
左端1枚目の写真はコンクリートに含まれる塩化物イオンの濃度と温度を測定しています。
塩化物イオン濃度が高いと鉄筋が錆びやすくなってしまいます。
真ん中の写真は空気測定用の容器にコンクリートを詰めてエアメーターで空気量を測定しています。
空気量が多いと圧縮強度が下がります。
右端3枚目の、泥で山を作って遊んでいるように見える写真はスランプ検査といってコンクリートの流動性を測定しています。
スランプコーンという入れ物にコンクリートを入れて鉛直上にスランプコーンを抜き取り、コンクリートが下がった距離がスランプ値です。
スランプ値は小さすぎても大きすぎてもいけません。
いずれの試験も適正な値でした。合格です!
公共施設や交通機関、商業施設などさまざまな場所に設置されているAED(自動体外式細動器)。
もちろんこの工事現場にも設置されています。
電源を入れると音声ガイダンスで指示してくれるので初めてでも簡単に使えるそうですが・・・。
もしもの緊急時に慌てず騒がず、冷静かつ迅速に使うためには周囲の人達との協力が必要です。
AEDを目にするたびに、これを使うことがないよう改めて安全第一で作業しようと思います。
側溝の水を集めて排水するのが集水桝。
集水桝は側溝の水のオーバーフローを防ぐ役割をするとても重要な構造物です。
こちらはU型側溝と違って大型で設置するだけでも油断できません。
重機で吊り上げ慎重に降ろします。
落としたら怪我ではすみなせん。お互いに安全確認は十分に行いながら作業に取り掛かっています。
いよいよU型側溝を布設します。
布設箇所を掘削後、基礎材などを敷設し、U型側溝を布設・連結していきます。
U型側溝はあらかじめ工場で作られた製品ですので、現場打ちと比較すると型枠の組立や解体の必要がなく、ゴミの削減や工期の短縮に繋がります。
とはいえ、この大量のU型側溝…正直気が遠くなってしまします。
ですが、側溝は雨水やゴミ・土などを排水する大事なもの。
普段は目立たないけれど、私たちの生活に欠かせない存在なのです。
ひとつひとつ丁寧にしっかりと布設しなければいけません。
地下の土壌や岩盤などの地質状況を調査するために、地中に穴を掘りサンプルを採取することをボーリング調査といいます。
玉を転がしてピンを倒すスポーツではありません。
ボーリングマシンで地面に円筒状の穴をあけ、土壌や岩盤などからサンプルを採取しています。
このケースに入ってる細長い棒が採取したサンプルです。
このサンプルを分析して地盤の強度・密度・含水率などを把握し地盤改良工事が行われるので、最も重要な工程のひとつなんです。
この現場に初めて入る協力会社の作業員や関係者に対して、工事の概要や安全作業に必要な事項、現場独自のルール等を教育しています。
これらの知識や情報を共有することにより事故のリスクが低減されるのです。
また、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止対策として、非接触体温計による体温管理が行われています。
作業に入る前は必ず体温を測るよう周知徹底されています。
体調が悪いと安全に作業ができないし、他の人にうつしてしまったら工事が止まってしまいますからね。
いよいよ工事がスタートします。
その前にまずは工事看板を設置します。
通行人や近隣住民の方々に工事の概要をお伝えします。
どんな工事をいつまで行うのか、分かったほうが安心ですよね!
現場は週休2日です。家族や趣味、休養のために時間が確保できるので仕事もはかどりそうです!
本工事を始める前にやらなければならないのがまだあります。土質試験です。
土壌の特性を正確に把握することで適切な材料や施工方法を選定するのに役立ちます。
大きなクレーンで試料となる土を採取します。